賃貸のフロンティアホーム 収益物件の買取再販で5億円超え
エントランスもデザイン性高くリノベーション埼玉県南部、そして東京都内を拠点に収益物件の買取再販を手掛け、例年コンスタントに業績を上げているフロンティアホーム(埼玉県所沢市)。賃貸事業などで培ってきたノウハウを生かし、販売後の物件管理も担っている。2025年6月期の売上高は15億4000万円で、うち買取再販事業の売上高は5億8000万円だ。埼玉・東京で収益物件の買取再販事業売上高は5億8000万円年間取扱7〜8棟同社は2003年設立。もともとディベロッパーで経験を積んできた中川潤社長が立ち上げた会社だ。設立当時に不動産販売、建物管理などを行っていたなか、競売物件の入札に携わる機会があり、それが買取再販事業をはじめる転機になったと中川社長は話す。「物件を落札して、リノベーションして販売するまでひと通り経験したことで、知見を得ました。ディベロッパーで勤務していた時に二級建築士の資格を取ったのですが、それでリノベについても学んで興味が湧き、買取再販をはじめるきっかけにもなりました」(中川社長)買取再販事業は2006年から本格的に着手。それも実需ではなく、収益物件に特化した買取再販だ。埼玉県南部、東京都内を商圏に、社員数27名のうち、中川社長を含む3名が買取再販事業に従事。現在は年間7〜8棟の物件を販売し、2025年6月期における会社全体の売上高は、前年比45%増の15億4000万円。うち買取再販事業の売上高は前年比5.4%増の5億8000万円だ。
更新日:2025年09月20日
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【2025年版】設備建材メーカー売上ランキング、LIXIL、日本ペイント、TOTOがベスト3
主要な設備・建材メーカー81社の最新決算をまとめ、売上高順にランキング化した。売上高1位は昨年同様LIXIL(東京都品川区)だった。メーカーの76%が増収だったが、収益面で苦戦する企業が過半数を超えた。売上1位はLIXILで1.5兆円売上高1位はLIXILだった。前年から1.4%増の1兆5047億円、利益は35%増の313億円となった。水まわり事業(LWT)が堅調で、同部門の売上高は3%増、利益は16%増の増収増益だった。国内のリフォーム需要が高まり、売上構成比は3ポイント増の54%に上昇。2位は塗料大手の日本ペイントホールディングス(東京都中央区)だった。売上高は15.8%増で1兆円を超えた。3位はTOTO(福岡県北九州市)。売上高は3%増の7244億円と過去最高を更新。営業利益も同13%増の484億円の増収増益。なお、リモデル売上は4%増。一方、新築売上は4%減だった。
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