【オピニオン】 営業を採用するなら経験者か・未経験者か
リフォーム営業を採用するなら、経験者と未経験者のどちらが望ましいのか。5人の経営者に話を聞いたところ、全員が「未経験者」と回答した。育成に時間がかかるなどのデメリットもある未経験者を採用する理由は何なのか。目次新卒社員を理念で育てたい(CONY JAPAN 赤石幸彦社長)異業種の営業・接客経験があればOK(サンコウホーム 上口和重社長)16人中15人が未経験(桃栗柿屋 石川正義社長)経験よりも意欲重視(大澤工務店 大澤貞夫社長)圧倒的に未経験者採用(ハウジング重兵衛 菅谷重貴社長)CONY JAPAN新卒社員を理念で育てたい赤石幸彦社長ロイヤリティ高く、顧客目線に営業マンは、新卒を採用して育てていく方がいいと思っています。その理由は、理念経営をやっているからです。新卒で入ってくる子は、どの会社にも染まっていない、いわば真っ白な子です。そういった真っ白な子を一から育て、CONY JAPANの理念に共感した営業マンにしていくことで、ロイヤリティが高く、お客さま目線で見ている子が育っていきます。結果的に、売上高も伸びてきています。正直、新卒採用はもちろん、社内で育てることは大変です。中途に頼りたくなるリフォーム会社の気持ちも分かります。ですが、うちの強みは新卒採用と教育。何年もやってきているので、その強みを今後も生かしていきたいですね。会社概要本社所在地:大阪府大阪市創業年:1970年従業員数:約300名事業内容:住宅リフォーム事業会社全体売上高:78億2000万円リフォーム売上高:78億2000万円
更新日:2025年12月11日
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【業種別リフォーム売上ランキング2025】小売首位は920億円のヤマダ、総合リフォーム1位はニッカ
本紙はリフォーム業を手掛ける事業者を8業種に分類し、それぞれ売上高の高い順にランキング化した。8業種はビルダー・工務店、総合リフォーム店、不動産・デベロッパー・ゼネコン、専門工事店、エネルギー(ガス・電気)、ハウスメーカー、小売、賃貸を指す。住不、断熱注力へ8業種のトップのうち、全業種が増収という結果となった。総合リフォーム店1位はニッカホームグループ(愛知県名古屋市)だった。リフォーム売上高は対前年比7%増の643億1000万円を記録。同グループの中核企業であるニッカホーム(同)では、全国出店を加速している。2025年には5月に大阪府に大型店の門真ショールーム、10月に静岡県に小型店の焼津ショールームを開設するなど、北海道から九州まで15店舗を新たに出店した。2028年までに全国167店舗の体制を目指す。ビルダー・工務店のトップで、戸建てやマンションの分譲事業などを手掛ける飯田グループホールディングス(東京都武蔵野市)は、対前年比17%増の321億円を売り上げた。専門工事店の1位の外装リフォームを主軸に展開するオンテックスグループ(大阪府大阪市)は対前年比15%増の220億円だった。不動産・ゼネコン・デベロッパーのトップは、「新築そっくりさん」を展開する住友不動産グループ(東京都新宿区)だった。売上高は対前年比5%増の1180億5000万円を記録した。住友不動産(同)は住友不動産本体にあった「新築そっくりさん」関連部門を統合・分社化して2024年10月住友不動産ハウジング(同)を設立した。現在は断熱改修に注力、さらに事業規模を拡大させていく考えだ。
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