中古戸建て買取再販で年間90棟販売、売上45億円を達成したリアルティの戦略
(写真:ホテルライクなど建築を学んだ社長がデザイン監修)神奈川、東京西部を主な拠点とし、戸建てを中心とした買取再販を行うリアルティ(神奈川県横浜市)。建材や設備の直接発注などで費用を極力抑えつつ、安全性、デザイン性を追求したリノベーションが強み。グループ会社の仲介部門や自社所有のショールームを介してスムーズな販売を実現。2025年6月期は販売件数90件、売上高は約45億円だ。世界で1点、オリジナル性追求情報獲得8000件同社は2014年に設立。サラリーマン時代は不動産売買仲介業でキャリアを積んできた山下智弘社長が立ち上げた会社だ。「買取再販がやりたかったのですが経験がなく、最初の1年は仲介業をやりながら融資先を開拓して、それから自分試しのつもりで物件を仕入れていきました」(山下社長)
更新日:2025年12月28日
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【業種別リフォーム売上ランキング2025】小売首位は920億円のヤマダ、総合リフォーム1位はニッカ
本紙はリフォーム業を手掛ける事業者を8業種に分類し、それぞれ売上高の高い順にランキング化した。8業種はビルダー・工務店、総合リフォーム店、不動産・デベロッパー・ゼネコン、専門工事店、エネルギー(ガス・電気)、ハウスメーカー、小売、賃貸を指す。住不、断熱注力へ8業種のトップのうち、全業種が増収という結果となった。総合リフォーム店1位はニッカホームグループ(愛知県名古屋市)だった。リフォーム売上高は対前年比7%増の643億1000万円を記録。同グループの中核企業であるニッカホーム(同)では、全国出店を加速している。2025年には5月に大阪府に大型店の門真ショールーム、10月に静岡県に小型店の焼津ショールームを開設するなど、北海道から九州まで15店舗を新たに出店した。2028年までに全国167店舗の体制を目指す。ビルダー・工務店のトップで、戸建てやマンションの分譲事業などを手掛ける飯田グループホールディングス(東京都武蔵野市)は、対前年比17%増の321億円を売り上げた。専門工事店の1位の外装リフォームを主軸に展開するオンテックスグループ(大阪府大阪市)は対前年比15%増の220億円だった。不動産・ゼネコン・デベロッパーのトップは、「新築そっくりさん」を展開する住友不動産グループ(東京都新宿区)だった。売上高は対前年比5%増の1180億5000万円を記録した。住友不動産(同)は住友不動産本体にあった「新築そっくりさん」関連部門を統合・分社化して2024年10月住友不動産ハウジング(同)を設立した。現在は断熱改修に注力、さらに事業規模を拡大させていく考えだ。
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