YKK APのMADOショップ開設から15年 「ようやく時代が追いついた」
(写真:住宅・エクステリア統括本部リノベーション事業部長志賀一徳氏)窓や玄関まわりのリフォームを専門に扱う「MADOショップ」が、2025年で15周年を迎えた。YKK AP(東京都千代田区)が「ニッポンの窓をよくしたい」というコンセプトのもと立ち上げたこのネットワークは、現在約1000社が加盟する業界有数の窓リフォームのプラットフォームへと成長した。住宅・エクステリア統括本部リノベーション事業部長の志賀一徳氏に、MADOショップがここまで成長した過程と今後の目標を聞いた。窓リフォームに1000社弱加盟BtoBからBtoCへ建材流通店が対象──MADOショップができて15周年ですが、改めてどのような組織でしょうか。私どもとパートナーシップを結ぶ建材流通店様を中心に、全国展開する窓リフォームのお店の組織として2010年に立ち上がりました。内窓設置、玄関ドアリフォームを手掛けて、診断から現場調査、施工やアフターフォローまで行います。主に加盟するのは、新築のビルダーなどにサッシや資材を卸す建材流通店様。私どもも新築に重きを置いたビジネスが強かったのですが、窓サッシに関わる会社はBtoB、下請けが多く、MADOショップを通じてBtoCに進出しました。単なる販売ルートではなく、地域に根差した信頼できるショップネットワークに育てていくことを目指しました。初期は100社程度でスタートし、窓の不安や疑問をなくしていき、新築中心からの脱却、窓リフォームの強化を掲げてきました。今では約1000社弱、大手から中小まで加盟いただいております。
更新日:2025年08月23日
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【買取再販年間販売戸数ランキング2025】カチタス、レジデンシャル、リプライスがベスト3
本紙は昨今注目を集める「買取再販」ビジネスの主要企業を調査し、販売戸数順にランキング化した。買取再販物件の年間販売戸数が最も多かったのはカチタス(群馬県桐生市)となった。同社は調査開始以来12年連続1位となった。--歴代【買取再販年間販売戸数ランキング】一覧はこちらをクリック--『中古住宅・買取再販&リノベ市場データブック2025-2026』ランキングの詳細解説を含めた書籍が好評発売中!目次・購入はコチラカチタス、5597戸で1位堅持レジデンシャル不動産、2106戸で2位買取再販とは中古住宅を購入し、リフォームした後に販売するビジネスのこと。販売戸数1位はカチタスで5597戸。前年比1%増とほぼ横ばいとなったが1位を堅持。2位はレジデンシャル不動産(東京都足立区)で、2106戸。昨年より11%増と大幅な伸びを記録し、2位を維持した。マンション買取再販では1位。同社は中古マンションの買取再販に特化した企業で、全国主要都市の郊外エリアを中心に事業を拡大。人材採用や仕入れから販売までの分業制などに強みがある。3位は昨年同様リプライス(愛知県名古屋市)で1775戸。前年比8%増と好調で、3位をキープした。同社はカチタスグループの1社。
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