オリジナル“リセット住宅”で年商12億 夢ハウス【新潟県新発田市】 PDF 印刷 Eメール
掲載号: 970号(3/15)16面   

オリジナル“リセット住宅”で年商12億 夢ハウス【新潟県新発田市】

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見積り3000万円でも安い!?

大型案件を年間100件受注

夢ハウスのリセット住宅とは1、古い住宅の築年数をリセット。2、リフォームの常識をリセット。3、お金の使い方をリセット。この3つのコンセプトをもとに、新築未満の予算で、新築以上の満足を提供しようというもの。一時しのぎではなく、築年数をゼロに戻し、30年、40年とさらに住み続けられる住宅に改修する。

ただ、通常のリフォーム提案では1000万円を超えるような大型受注や構造自体に手を入れるリフォーム受注を獲得することは容易でない。限られた予算枠の中で、「耐震工事」や「断熱工事」といった見えない、住宅性能にかかわる部分は後回しにされがちであるためだ。

そうした中で、同社は構造改修を伴う大型工事件数は年間100件にも及ぶ。それだけ多くの受注を可能にしているのが(1)勉強会(2)構造見学会(3)完成見学会による情報提供だ。

「必ずリセット住宅を希望される方には、この3つのイベントに参加していただき知識を高めてもらいます」

リフォーム館長の大沼勝司氏は消費者は勉強不足、リフォームの良いところと悪いところの両方の情報提供が大事と話す。なんと勉強会は朝の10時から始まり、終わるのは5時間後の15時。質問時間まで含めると16時から17時までの長丁場になるそうだ。個別の対応も長時間にわたることが多く、2000万円の見積り説明は優に3時間はかかる。お茶を飲んで、ご飯を食べてさらに打ち合わせなどといったケースになることも少なくない。

長い時間をかけて説明するのは住宅について理解した上で最終的にお客さんが納得した上で判断してもらうためにある。老朽化した家の中で何がおきているのか、土台の腐食や壁内のカビ、浴槽の亀裂が将来的にどんな影響をあたえるのか、リフォームと建替えの違いなどの住まいの基礎知識を徹底的に教え込む。加えて実際の家を見てもらう構造見学会や完成見学会へ来場してもらい、より理解を深めてもらう。


建替えと比較すると差額は1500万円

「リフォームで3000万円でも安いときがある」と話す大沼氏。築30年経過した住宅でも使える梁や柱は多い。同社で床面積が60坪と大型の家であれば建替えると4500万円、リフォームなら3000万円。その差は1500万円にもなる。リフォームで3000万円と考えると驚くような額だが、新築同様の性能に変わり、さらに愛着のある家を残せるなら、“安い”と感じるお客さんもいる。つまり、リセット住宅の視点は建替えとの比較にあり、その点が、一般的なリフォームとの違いだ。

そのような考えから最初の見積りには最大の金額を提示する。最大の金額とは悪い箇所を直す工事は全て組みこまれていると同社が考える最良のプラン。その後予算に合わせて項目を削っていき金額を減らす。お客さんの関心が低くなりがちな構造面の説明も確実にするためだ。

最大4600万円というリフォーム受注の実績もある同社。新築かそれともリセットか、住まいの選択を消費者が行える情報提供で順調に売上を伸ばしている。

リフォーム館長 大沼勝志氏

▲リフォーム館長 大沼勝志氏

 
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