| エアコンなしでも夏を乗りきれる家とは? |
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| 掲載号: 978号(5/17)16面 | |||
エアコンなしでも夏を乗りきれる家とは?夏の電力不足に備え、住まいの暑さ対策の必要性が高まっている。リフォーム会社、各社が行う夏対策リフォームを取材した。 CASE1■ 木の城工房 (栃木県塩谷郡) 上野修一社長http://www.nasubm.co.jp/kinosirokoubou/ 「夏対策リフォーム提案は施主の意識改革が重要」「住まいの断熱性を高めても住む人の意識を変えないと夏対策にはなりません」このように話すのは木の城工房(栃木県塩谷郡)の上野修一社長。同社はエコリフォームをコンセプトにオーニングや内窓の取り付けなど夏対策リフォームを提案する際は、部屋の室温が上がるメカニズムや部屋の温度を上げないようにする生活の知恵などの情報提供に力を入れている。その理由を上野修一社長は施主の意識改革をしないとリフォームをしてもあまり意味がない場合があるためと話す。「Low-Eガラスを取り付けただけで、エアコンをつけなくても涼しいと考える人はいますが、そんなことはありません。例えば地面がアスファルトですと夏は表面温度が60度から65度に上がります。そうした輻射熱を防がないと室温は上がりますし、直射日光が入らない工夫も必要です」 しっかりした説明をしないと「せっかくリフォームしたのに効果がない」とクレームになる可能性も否定できない。そこで、契約前には勉強会への参加も促す。月に1回ほど行う勉強会では家づくりの考え方、住まいの基礎知識の学習ができる。また、住まいの体験会なるイベントも企画。エアコンを使わない暮らしを続ける上野社長の自宅に希望者を招き入れ、実際に涼しさを体感してもらっている。 CASE2■ クローバーガーデン (東京都武蔵村山市) 稲田博文社長http://www.clovergarden.co.jp/ 冷房エネルギーを最大45%削減 今、提案に最適なグリーンカーテン夏の暑さを防止するには日射遮蔽が最も効果的、冷房エネルギーを15~45%ほど削減可能だ。ガーデン施工を行うクローバーガーデン(東京都武蔵村山市)では日射が室内に入ることを防止する朝顔やゴーヤによるグリーンカーテンの提案に力をいれ始めた。このグリーンカーテンは数万円ほどの低価格で導入できることが特徴で、基本的には植物を育てるプランターと葉を広げるネットだけで設置可能。成長が早い朝顔やゴーヤを使えば種から育てても1カ月半~2カ月で日射を防ぐまで葉がのびるため、6月くらいまでは提案できる商材だ。「ゴーヤですと食べられますしいいですよ」と稲田博文社長。雨水タンクの設置などと合わせて、PRしていく。
CASE3■ モミヤマ (埼玉県入間市) 樅山淳三社長http://www.kawarayane.com/momiyama/ 小屋裏温度を平均5度減少 カビ対策にも効果的な棟換気屋根のちょっとしたリフォームでできる暑さ対策もある。埼玉県のモミヤマが必ず行う提案が、棟換気の設置だ。昔の住宅では屋根の棟部分に換気口が付いていない場合が多い。特に屋根がスレートやシングルの場合、熱がこもりやすくなっており、リフォームを行う際は必ず、棟換気の設置を促している。効果は天井断熱のあるなしや屋根材の種類などで変わるが小屋裏を約5度ほど下げる効果が見込める。また、溜まった湿気を逃してくれるので、特に冬場に灯油ストーブを使っている住宅などは、取り付けの効果が高い。湿気が逃げないと、結露により野字板が腐る、カビが発生するといった問題が出てくるためだ。提案価格は同社の場合、スレートで3万円、和瓦で4~5万円ほどだ。 CASE4■ 中西工務店 (静岡県沼津市)天井裏に熱気を逃す 換気扇の取り付けを提案 静岡県の中西工務店では天井に換気扇をつけ、室内の熱を小屋裏に逃がす換気リフォームの提案を10年以上前から行う。この換気リフォーム、比較的費用をかけずに室内環境を快適にかえることが可能。実際、換気扇の取り付けは間取りや室内の面積で変わるが、給気口の取り付けをいれても10万くらいから施工ができ、換気扇の月間電気代も500円ほど。「夜の熱がこもらなくなった」とほぼ効果を実感してもらえるそうだ。重要な点は空気の流れで、どこから空気をもってきて流すようにするか、場合によってはドアにガラリをつけるなどを行い、給排気の道を考える必要がある。同社では遮熱リフォームも合わせて提案することで、よりリフォーム効果を実感してもらえる形を作っている。
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