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ミサワホームが買取再販に注力 販売件数96件で事業売上47億円に

(写真:新築部門の設計力をいかしたリノベを行う)ハウスメーカーのミサワホーム(東京都新宿区)の買取再販事業が好調だ。自社建築の戸建て物件を買い取り、「ミサワブランド」らしさを備えた物件にリノベーション。着実に販売件数を伸ばし、2025年3月期の販売件数は96件。事業売上高は前年比約63%増の約47億9000万円だ。事業売上高6割増同社は1967年設立の大手ハウスメーカー。2025年3月期の会社売上高は4831億円。うち新築事業が売上の約半分を占め、リフォームや賃貸管理、買取再販などの中古物件の売買といったストック事業が約2割。その他にも海外事業やまちづくり事業、ウエルネス事業を柱に業績を伸ばしている。買取再販に関しては、2009年から自社物件の売却を希望するオーナー向けサービス「ホームエバー」を展開していたものの、ビジネスの柱とすべく注力しはじめたのは4〜5年前からだと同社取締役常務執行役員、ストック事業本部本部長の五十嵐茂氏は話す。

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更新日:2025年12月14日

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【業種別リフォーム売上ランキング2025】小売首位は920億円のヤマダ、総合リフォーム1位はニッカ

本紙はリフォーム業を手掛ける事業者を8業種に分類し、それぞれ売上高の高い順にランキング化した。8業種はビルダー・工務店、総合リフォーム店、不動産・デベロッパー・ゼネコン、専門工事店、エネルギー(ガス・電気)、ハウスメーカー、小売、賃貸を指す。住不、断熱注力へ8業種のトップのうち、全業種が増収という結果となった。総合リフォーム店1位はニッカホームグループ(愛知県名古屋市)だった。リフォーム売上高は対前年比7%増の643億1000万円を記録。同グループの中核企業であるニッカホーム(同)では、全国出店を加速している。2025年には5月に大阪府に大型店の門真ショールーム、10月に静岡県に小型店の焼津ショールームを開設するなど、北海道から九州まで15店舗を新たに出店した。2028年までに全国167店舗の体制を目指す。ビルダー・工務店のトップで、戸建てやマンションの分譲事業などを手掛ける飯田グループホールディングス(東京都武蔵野市)は、対前年比17%増の321億円を売り上げた。専門工事店の1位の外装リフォームを主軸に展開するオンテックスグループ(大阪府大阪市)は対前年比15%増の220億円だった。不動産・ゼネコン・デベロッパーのトップは、「新築そっくりさん」を展開する住友不動産グループ(東京都新宿区)だった。売上高は対前年比5%増の1180億5000万円を記録した。住友不動産(同)は住友不動産本体にあった「新築そっくりさん」関連部門を統合・分社化して2024年10月住友不動産ハウジング(同)を設立した。現在は断熱改修に注力、さらに事業規模を拡大させていく考えだ。

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