akippa 金谷元気 社長
リフォーム工事が始まると必ずと言っていいほど頭を悩ませるのが、現場近くの駐車場確保だ。そんな困りごとの解決に役立ちそうなのが時間貸し駐車場のオンラインサービス「akippa(アキッパ)」だ。スマホやパソコンから事前に駐車場が予約できるため、当日現場付近の駐車場探しで時間を浪費する必要がない。運営するakippa(大阪府大阪市)の金谷元気社長にサービスの特徴を聞いた。
工事現場近くの駐車場確保にお役立ち
――akippa(アキッパ)では今どれくらいの駐車場を利用できますか。
現在約9000拠点あります。メーンは東京、千葉、神奈川、埼玉の首都圏と、大阪、京都、神戸の関西圏となります。その他にはスタジアムやコンサート会場があるエリアにも多くあります。駐車場の借り方は、akippaのサイトにアクセスしていただいて、車を止める地域を入力すればマップが表示され、駐車場が表示されます。スマホでもパソコンでもどちらからでも利用できます。
アキッパトップページから検索可能
――地図上に¥756、¥50~といった値札が表示されます。
これは駐車場がある場所で、クリックしてもらうと、24時間最大756円だったり、15分50円といった詳細な値段が分かります。入庫と出庫の日時を入力すれば予約ができ、クレジットでの決済になります。法人さんの場合は、1カ月分単位で請求書対応にすることもできます。最近はナビタイムさんのカーナビとも連動していて、ナビから私どもの駐車場が検索、予約もできるようになっています。
――普通時間貸し駐車場は予約ができませんよね。
akippaでは基本的に予約制です。当日も可能です。ですから、リフォーム会社さんも毎日駐車場確保で悩まれていると思いますが、私どもの駐車場は事前に予約ができますので、当日探す手間がなくなります。
法人で利用者が多いのは個人宅を回る営業会社なんで、リフォーム会社さんと似ています。住宅地での駐車場を見つけるのに困っていて、路上駐車でどうにかしのいでいたけれど、それも問題ということで、akippaを利用し始めたということはよくあります。毎秒10万台が路上駐車しているというデータもあり、そのうち半分くらいは「駐車場がないから」が理由だそうです。
――時間貸し駐車場が9000件あるということですが、タイムズ、三井のリパークといった他社のサービスと比較するとどれくらいの規模でしょうか。

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