カナダから助成金9200万円
LIXIL(東京都千代田区)が手掛ける開発途上国向け簡易トイレ「SATO」の拡大事業が、カナダの政府系投資ファンド「Grand Challenges Canada」が主導するプログラム「Urban Sanitation Challenge」の助成対象事業に選出された。先ごろの国連総会で正式発表された。これにより、100万カナダドル(約9200万円)の助成資金を受け、11カ国で生産・販売体制を整備する。
悪臭と虫の進入を防ぐ、さまざまなSATO製品を展開している
SATOは、安全で衛生的なトイレが不足する地域向けに、低価格での商品化を実現したもの。排水口に取り付けられた開閉式の弁によって、悪臭や病原菌の媒介となる昆虫を防ぐ構造が特徴。
2012年の初代製品開発以来、世界各地で120万台以上が販売され、600万人の衛生環境改善に役立ったとされる。

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