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グローエジャパン・LIXIL、極限まで薄いシャワートイレ

グローエジャパン・LIXIL、極限まで薄いシャワートイレ

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要約すると

・LIXILとドイツのグローエが開発したトイレが、販売好調
・ユリア樹脂を採用した蓋の薄さにより、美しいデザインを実現
・消費者の多様化するニーズに合わせ、トイレにも選択肢を提供


差が付く設備建材
トイレ SENSIA ARENA(センシアアリーナ)

 前から見ても横から見てもスリムな、美しさを追求したトイレがある。LIXIL(東京都千代田区)とドイツのグロー
エが開発した「SENSI A ARENA(センシアアリーナ)」だ。日本の技術とヨーロッパのデザインを融合したグローエのシンボルとなる商品である。

LIXIL中山裕司氏、 グローエジャパン田邉新氏(左)プロジェクトリーダーを務めるLIXILグローバルシャワートイレ事業推進部 中山裕司氏、
(右)グローエジャパン 営業部 東京営業所セールスマネージャー 田邉新氏

日本の技術とヨーロピアンデザイン融合

 「センシアアリーナ」は2016年春からドイツで、同年9月から日本で販売開始した。美しいデザインは14個の賞を獲得。発売して12カ月で、ドイツのシャワートイレ売り上げの20%を占めた。販売はグローエジャパン(東京都港区)が行う。

 このトイレの最大の特長は、蓋の薄さ。シャワートイレの内蔵物が入っている部分の高さは80mm。この部分は部品を内蔵するためのミニマムの厚みにし、先端に向かって曲線を描きながら薄くなっている。便座もヒーターを許容できる限界まで薄くしている。

 同商品のプロジェクトリーダーであるLIXILグローバルシャワートイレ事業推進部の中山裕司氏は「内蔵物の制約とデザインの折り合いをどこでつけるかドイツのデザイナーと激論しました。蓋をどこまで薄くできるかというせめぎ合いはデザインの段階で数ヶ月間ありました」と語る。

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