地域で強いリフォーム会社は？【リフォーム勢力地図大阪編】

【小売】

コーナン商事（堺市）

　近畿圏を中心に全国約250拠点でリフォームを展開するホームセンター。今期はこれまで、主に2つのポイントから顧客との接点づくりを強化。一つは商品組立や取付を弊社リフォーム社員が訪問施工するコンビニサポート事業。 現在関西 80店舗まで拡大している。二つ目は、リフォーム相談会の実施。全国店舗でほぼ毎週開催しており、半期で220回行った。その際に、「ローン金利手数料負担」の訴求を行い、 成約単価の向上につながった。
◎リフォーム売上高　：　91.4億円

【外装】

オンテックス（大阪市）

　外装工事業をメーンに33事業所でリフォームに取り組む。今期は新商材として、3種類の無機高耐久塗料を投入。上期は開発と告知に、下期は販売に注力している。10月の新商材契約数は約90件と好調に推移している。
◎リフォーム売上高　：　87.9億円

三和ペイント（大阪市）

　全国16カ所に拠点を持つ外装工事業者。今年5月にはリノベーション事業部を開設。サービスの幅を広げている。
◎リフォーム売上高　：　24.6億円

【総合住宅会社】

サンヨーホームズグループ（大阪市）

　リフォームは全国15都府県29カ所に進出。今期は「住まいのドック」という住宅診断とそれに伴うリフォームの展開を強化。
◎リフォーム売上高　：　60.1億円

【不動産】

近鉄不動産（大阪市）

　昨年9月、奈良市内にオープンした不動産仲介とリフォームのワンストップサロン「住まいと暮らしのぷらっとHOME」の集客が好調に推移。物件購入者からのリフォーム受注拡大を強化しており、前期の総工事件数は前年から約900件増の3800件となった。
◎リフォーム売上高　：　40.7億円

【リフォーム専業店】

朝日リビング（大阪市）

　賃貸物件のリフォームがメーン。大規模改修が中心だが、近年は映画やテレビゲームなどとコラボした専有部の改修にも特色を持つ。「オーナーから注文ではありますが、その物件の入居者への商品づくりということが最も大切な部分」（則安盛久社長）
◎リフォーム売上高　：　81.3億円

CONY JAPAN（大阪市）

　大型リフォームのブランド「スペースアップ」と水まわり改修のブランド「リフォーる」の2ブランド施策で事業を拡大。後者は今期絶好調で、3年前にスタートした1号店の堺店は年間3億8000万円を売り上げる。今後は水まわり専門店を拡大する計画だ。
◎リフォーム売上高　：　51.0億円

ナサホーム（大阪市）

　大型と水まわりリフォームを合わせて22拠点を展開する。今期は、3月に愛知県の中心部、大名古屋ビルヂングに進出。さらに、6月には受注から完工までの期間を短縮するために新システムを導入し、拠点の拡大と業務の効率化の両面で強化を図ってきた。12月期決算では、前期比2割増の60億円を見込んでいる。
◎リフォーム売上高　：　24.6億円

アートリフォーム（吹田市）

　近畿と関東合わせて13カ所を持つ。従来は不動産事業者からの受注がメーンだったが、近年はエンドユーザーからの受注が拡大。採用が奏功し、今期は150人体制で展開している。
◎リフォーム売上高　：　42.3億円

サンリフォーム（大阪市）

　もともと強みになっていた大型リフォームを発展させて、物件仲介とワンストップで展開するブランド「ハコリノベ不動産」が好調。7月には同ブランド初の単独店を大阪市内に開設。
◎リフォーム売上高　：　24.6億円

セカイエ（大阪市）

　リフォーム商品と施工をセットにして、ネットで全国販売する「リノコ」を運営する。ゲーム会社のグリーグループ。