最新アメリカリフォームマーケットリポート vol.3
~製品トレンド編~
最終回となるインターナショナルビルダーズショー2018の3回目のリポートは、アメリカのキッチンおよびホームデザインにおいて注目を集めるクォーツストーン(高級人造大理石)と、「ベスト・オブ・IBSアワーズ2018」にノミネートされた住宅リフォームの最新製品について紹介する。
Quarts stone
壁材にもクオーツを使用
本展示会では、多くの企業が高級人造大理石であるクォーツ製品を様々な価格帯と種類で展示していた。 クオーツ製品を取り扱うクォーツマスター社は、床や天井以外の壁材等に使用できるクォーツ製品も提供している。同社では生産工程で動物性ではなく植物性オイルを使用する"コッシャー"クォーツを販売している。
クォーツマスター社のカタログより
「ヴェラートゴールド」など特殊な色のクォーツもあり石目調に処理された特大のクォーツシートなども提供。サイズ、厚み(2cm、3cm、6.25cm)はそれぞれ3種類を取り揃えている。
表面加工を手掛けるウィルソンアート社は、クォーツやクォーツスタイルの表面材も提供している。高圧ラミネート、クォーツ、高硬度化などのテーブルの表面処理を施している。前回紹介したKBトライブで、ゲストスピーカーがウィルソンアートの製品について、「一人で1日でできるリフォーム」というユニークな紹介をしていた。
素材が通常のクォーツよりも軽く設置も簡単なため、1日でクォーツ表面材をニューヨークのオフィスの壁に貼ることができたという話だ。また、指紋も付きにくく、豊富な色から選べるのも特徴だ。
ウィルソンアートのブース

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