大和ハウス工業、団地再生を本格化

　大和ハウス工業（大阪府大阪市）は、人口減や空き家問題を抱える郊外型団地の再生事業を本格化する。同社はこのたび、兵庫県三木市での団地再生事業に参加。今後同市で得られる知見を元に、再生事業を全国で展開する予定。

三木市の団地を再生する

　同社が参加するのは、兵庫県三木市緑が丘の戸建団地再生プロジェクト。ここは神戸市や大阪市のベッドタウンとして建設されたが、高齢化率38.8％に上る同市で最も高齢化の進んだ土地となっている。同プロジェクトでは、高齢者が暮らしやすい家への住み替えや既存住宅をリノベーションすることで、若年層へ住宅を提供するなどの施策を図る。

　この再生事業には同社以外に凸版印刷やクラウドワークス、関西学院大学などが参加している。2017年４月をめどに順次サービスを開始していく予定。