
リフォームを進めるなかで「なぜ必要?」「何のための作業?」という場面に出くわすことも多いのでは。リフォームの工程には、一つひとつ意味があります。「こう教えられたからやる」のではなく、作業の意味を理解することで、知識を深め視野を広げましょう。
排水芯は、トイレリフォームの現調でチェックするポイントのひとつ。確認不足だと、例え商品が決まっても取り付けられないという事態を招きかねません。種類と調べ方を覚えておきましょう。
なぜ、 排水芯を測るの?
そもそもトイレの排水芯とは
設置した便器の排水管の位置のことで、交換時には排水芯に合わせて便器を選ぶ必要がある。なぜなら、便器によって排水芯のサイズが異なるから。また、便器には床排水タイプと壁排水(床上排水)タイプがあり、現状と同じタイプのものを選ぶ必要がある。
床排水と壁排水では測る場所が異なる。マンションなどに多い壁排水は、壁に向けて傾斜がついている場合があるため、必ず壁面で測ろう。
ここを測ろう!
最近のトイレでは、排水管の目印となるキャップ部分がついていないものもある。品番から対応サイズを確認しよう。品番は必ずチェックし、写真を撮っておくと安心だ。


!ここに注意!
「品番間違い」
トイレには1.タンクの品番、2.ウォシュレットについている品番、3.便器の品番と分かれているので気をつけよう。古いトイレでシールが剥がれてしまっている場合は、タンクの品番から紐づけられることも。
排水芯の位置は変えられる。ただし...
床を開けての工事になるので、変えない場合に比べて大掛かりになります。1日の工事では難しくなるため、他にもトイレがある場合や、元々大規模な工事の場合であれば検討しやすいです。2階のトイレは床を開けて作業するのが困難な場合が多いため、おすすめしません。
対応商品は、どうやって探せばよいのですか?
メーカーのカタログに排水芯のサイズが記載されているので、対応サイズかどうかチェックしましょう。
以前は様々なサイズがありましたが、現在は主流が決まっています。床排水200mm 壁排水120mm
希望トイレの排水芯が対応外サイズだった!
床排水タイプでは、排水アジャスターを使用することで排水芯サイズが異なる便器の取り付けもできます。大掛かりな工事を必要としないため、工期の短縮にもなります。ただし、メーカーによってアジャスターの可変範囲が異なるので要注意。取り替え向けの便器をラインナップしているメーカーも多いです。
排水アジャスター
排水口と排水管を繋ぐパイプの役割。サイズ調節が可能で、排水口位置を変えずに便器交換ができる。
リモデル対応の商品バリエーション

(提供/TOTO)
!ここに注意!
「アジャスターは万能じゃない!」
既存と異なるメーカーの便器を取り付ける際、可変範囲から外れてしまっており、タンクと壁の間に大きな隙間ができてしまったことがありました。アジャスターを使えば大丈夫と思う前に、メーカーに確認をしておけばよかった... また、どうしてもカーブ部分は詰まりやすく、排水枡までの距離が長いと更にリスクが高くなります。せっかく節水トイレに変えたのに詰まる! というトラブルを防ぐために、配管の長さも気をつけたいところです。









