ピクニックのような暮らし提案、住宅FCが新たなコンセプト提供

ダイニングは中庭につながり、開放的な空間に

工務店ベツダイ（大分県大分市）の東京支社であるLDP（ライフレーベル・ドライブプロジェクト、東京都港区）は、新築住宅ブランド「Dolive（ドライブ）」の新ラインとして「PICNIC MOTEL House Project」を発表した。

コンセプトは「日常を映画に、暮らしをピクニックに」。ライフスタイルプロデュースブランド「NEXTWEEKEND」（運営：ガルテン、東京都渋谷区）と協業し、同ブランドが掲げる「Life is a Picnic.（人生も、ピクニックみたいに自由に作って楽しめばいい）」という思想を、LDPの家づくりの発想と融合させた。

外観は、無駄を削ぎ落としたミニマルなフォルムにアーチ型の玄関を組み合わせ、新築でありながらどこか懐かしさを感じさせる佇まい。ベージュトーンの外壁が柔らかな印象を与える。ダイニングは中庭とゆるやかにつながる開放的な空間で、キッチンと一体化したラウンドカウンターが家族や友人との会話を自然に促す設計とした。

ミニマルなデザイン、ベージュトーンの外壁が懐かしさを演出

寝室は「眠るだけの場所」ではなく、風と光を感じながら感性を整える空間としてデザイン。ウッドデッキを介して屋外へと連続し、日常のなかに豊かな時間を生み出す。全体をカラフルで温かみのあるインテリアでまとめ、アートやクラフトが映えるしつらえとした。

延床面積は約72㎡（21.9坪）。コンパクトながらも、豊かな体験を重ねられる構成が特徴だ。ターゲットは、アートやデザインに敏感な層や地方移住層、セカンドハウスを検討する層など。日々の小さな変化や季節の移ろいを楽しみながら暮らしたい人々を想定している。

LDPは、工務店やリフォーム会社など全国約300社のFC加盟店に向けて複数の新築ブランドを展開する。ジェネラルマネージャーの田村友一氏は「これからの時代は、マスに向けて広く刺さるものよりも、コアなファン層に深く響くものをしっかり打ち出していきたい」と語る。

ジェネラルマネージャー 田村友一氏

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