有料会員登録で全ての記事がお読みいただけます

脱価格競争で粗利率向上、年商1億円のリフォーム会社の付加価値提案

脱価格競争で粗利率向上、年商1億円のリフォーム会社の付加価値提案

このエントリーをはてなブックマークに追加

横浜市の支店に導入したLIXILの高級価格帯のトイレのサティス横浜市の支店に導入したLIXILの高級価格帯のトイレのサティス

高付加価値提案術

東京都や神奈川県を拠点にリフォーム・リノベーション事業を展開するアルコデザインワークス(東京都立川市)は、価格競争からの脱却を進めている。低価格路線で売上を伸ばしてきたが、「付加価値をつけた提案」(石田健太社長)を意識し、値引きしない提案を徹底。その結果、安定した売上と粗利率35%以上を実現している。

高価格帯の住設機器を積極提案
値引きが減り、粗利率35%に

事務所にサティス

同社は2008年に設立し、営業所のある調布市、立川市以外に神奈川県横浜市にも支店を構える。前期のリフォーム売上高は1億2500万円で、商圏は車で30〜40分圏内。マンションや戸建てのフルリノベーションから、LDK中心の改修、設備機器の交換まで幅広く対応する。年間30〜40件のリフォームを手掛ける。

同社は現在、価格競争から脱するべく、付加価値をつけた提案を行うことで安定した経営を実現している。付加価値とは、値引きしない営業と、高価格帯の商品販売と付帯工事の提案。トイレを挙げると、TOTO(福岡県北九州市)のネオレストやLIXIL(東京都品川区)のサティスなど高級価格帯。キッチンではタカラスタンダード(大阪府大阪市)のレミューを提案する。

「横浜支店のトイレにLIXILのサティスを導入して、トイレの色や壁をグレーにすることでショールームのようにしています」(石田社長)

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

毎日ニュース配信中!リーフォーム産業新聞公式LINE

リフォーム産業新聞社の関連サイト

閉じる