(写真:勾配天井に丸太梁が映えるセカンドリビング)


日本住宅リフォーム産業協会(通称:ジェルコ)主催の「ジェルコリフォームコンテスト2025」。デザイン部門で全国最優秀賞となったのが、土屋ホームトピア(北海道札幌市)による京町家のリノベーション事例「新×5・古×9・既×10 ~再生しながら引き継ぐ建具の歴史~」だ。デザインも大きさも異なる新旧の建具をパズルのように組み合わせ、唯一無二の空間をつくり上げた。
「火袋キッチン」で1階に光届ける
多様な年代の建具で
奥行のある空間に
暗号のようなユニークな作品名「新×5・古×9・既×10」は、使用した建具の内訳を示している。すなわち、新規造作5点・中古購入9点・既存リメイク10点である。
施主は50代の夫婦と高校生・大学生の娘2人の4人家族。北海道から京都に越してきて、京町家のリノベーション賃貸に2年ほど住んでいた。賃貸の家のデザインや間取りは気に入っていたものの、難点は北海道時代に暮らしていた住まいよりも寒く、日中でも太陽光があまり入らないことだった。
廊下に面して既存建具が並ぶ二間の和室
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