「マイスターコーティング」
住宅をきれいな状態で維持するために、コーティングが施されることがある。コーティングとは、傷や汚れを防ぐために樹脂やガラスなどで塗膜を張ることであり、キッチンカウンターや浴槽等の水まわり、フローリングなどがコーティングの対象に当てはまる。
フローリングに傷や汚れをつきにくくするという点では、ワックスが主流だが、水や湿気に弱く、剥がれやすいという弱点があるため、日頃の掃除では水拭きができず、半年から1年程度で塗り直す必要がある。また、ペットの吐瀉物やおしっこにより、ワックスが剥げてしまいシミになり美観を損なうこともある。結果的にまだらな見栄えになるため、長期的なメンテナンスを考えるとワックスには苦労が絶えない。
それに対してコーティングは、ワックスの弱点である水に強く塗膜も硬いため、スリッパや物の移動などの摩擦に強く摩耗しにくい。10年以上の耐久性があり、汚れも付きにくく付いても簡単に落ちるので、長期間美観を保ち、メンテナンスがしやすいという特徴もある。
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コーティングのサービスを行う業者の1つに長谷川興産(東京都豊島区)がある。同社は、主にリフォーム会社・マンション管理会社・不動産仲介業者などを通じて、施主からコーティングの注文を取り、請け負っている。フローリングはもちろん、水まわりや窓ガラスなど、あらゆる箇所のコーティングを行っている。名づけて「マイスターコーティング」。現在は1ヵ月に200件以上の依頼があるという。
フローリングのコーティングには、水性やUV(紫外線)加工などのタイプがある。費用は、水性の場合だと1㎡あたりの単価が4500円、UV加工の場合だと5600円となっている。
フローリングそのものを張り替えると、数十万~数百万円。しかし、コーティングの場合、たとえば20畳程度のLDKと廊下なら15万円程度。施工時間は新築の場合、コーティングをかけるのに2、3時間。それを乾かすのに1、2時間の半日程度で完了する。

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