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【窓リフォーム最前線】MADOショップきっかけに若手育成、分業化推進

(写真:自社ショールームで窓や玄関リフォームの魅力を伝える)愛知県豊橋市で、ガラス・サッシの販売や施工を手掛けるティージーは、YKKAP(東京都千代田区)の「MADOショップ」に加盟後、BtoC向けのリフォーム事業を着実に拡大している。長年BtoB主体の取引を続けてきたが、近年はBtoC事業でリフォーム売上高1億4000万円を記録。伸びた要因は、自社ショールームの開設と定期イベント、社員育成だ。イベント開催でBtoC改修拡大ショールーム開設同社の前期売上高は6億5000万円で、そのの大半は工務店向けの卸売。一般消費者向けのリフォーム売上高は約1億4000万円で、施工件数は496件だった。主な工事内容は玄関ドアや窓リフォームなど(修理も含む)。従業員数は約30名で、リフォーム事業は3〜4人体制、そのうち営業マン2名と営業事務が1名、施工管理の専門者が1名いる。

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更新日:2025年11月10日

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【マンションリフォーム売上ランキング2025】住友、ニッカ100億超え

本紙は、マンション専有部のリフォーム売上高が大きい企業を集計し、ランキングにまとめた。1位は住友不動産グループ(東京都新宿区)で、売上高は254億円となった。アートリフォーム5位にランクイン同社は、「戸建て新築そっくりさん事業本部」と並び「マンション新築そっくりさん事業本部」を設け、築年数が経過したマンションを全面改装し新築同様に再生する大型リフォームに注力している。2位はニッカホーム(愛知県名古屋市)で106億円。3位のリノベる(東京都港区)は、売上高89億7000万円。同社は中古マンションの仲介とリノベーションのワンストップサービスを提案している。間取りや住宅設備、内装、省エネ性能など「暮らしの体験価値」を重視する資金力のある20〜30代の1次取得者層が拡大したことを背景に、単価が上昇している。資材や人件費の上昇も追い風となり、高付加価値提案が業績を押し上げた。5位のアートリフォーム(大阪府吹田市)は売上高が61億9000万円から73億8000万円へと大きく伸び、昨年の6位から5位へと順位を上げた。大本哲也社長は「東京・大阪の都市部中心のエリア展開でマンション比率がもともと高く、会社の成長がそのままマンション売上の伸長に直結しました。また、不動産仲介会社との提携で中古物件を買ってリフォームする案件紹介が売上の約半分を占めています。さらに関東エリアで需要を広げられたことが大きな要因です」と話す。ランキング全体でも、1次取得層を対象にした「中古住宅の仲介+リノベーション」の一体提案が広がっている。東京23区の新築マンション平均価格が2025年6月時点で1億3205万円(不動産経済研究所調べ)と過去最高水準を記録しており、住宅価格の高騰が続くなか、「新築の代替」としてリノベーションを選ぶ動きが加速している。大本社長は新築と中古の需給状況について「都市部では新築価格が上がってきており、中古にシフトする動きを感じます。新築が弱っても中古の流通は弱っていない」と指摘する。

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