みやちゅう(宮城県仙台市)は、住宅上階からの音の伝わりを低減する「天井制振材」を大成建設(東京都新宿区)と共同で開発し製造・販売を手掛ける。今年1月に宮城県発の優れた工業製品として「第16回みやぎ優れMONO」に認定された。
実際の施工写真
天井制振材の特徴は遮音対策を上階の床ではなく、下階の天井に施す点にある。従来の集合住宅などにおいて床衝撃音に対する遮音対策は、二重床の施工や床コンクリートスラブを厚くするなどが多い。床の重量の増加や受音側ではなく被クレーム側である上階での工事が必要な点がデメリットだ。天井制振材の施工は天井裏で完結するため、住人同士による騒音トラブルを回避できる。

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