水栓メーカーのSANEI(大阪府大阪市)はこのほど2025年度の新カタログを発刊。今回、洗濯機関連のUFB(ウルトラファインバブル)搭載製品を大きく拡充した。
ウルトラファインバブル自動洗濯機用給水ホース。交換することでUFB洗濯機に変化する
同社は2021年よりウルトラファインバブル搭載のキッチン水栓やシャワーヘッドの販売を行ってきたが、近年の汚れ落ちに関する悩みから洗濯分野が注目市場だと白羽の矢を立てた。
家電メーカーが洗濯機自体にウルトラファインバブル発生器を搭載した製品を発売するなか、部品に着目した理由を、同社広報担当者は「当社のウルトラファインバブル商材は、水栓メーカーの強みを生かしてさまざまな取り付け方法を選択できるように拡充しています。今回発売した洗濯機関連の商品は、既存の洗濯機給水ホースを交換するだけでウルトラファインバブルの性能を体感できます」と語 る。
同社独自で、ウルトラファインバブル水で洗濯したものとノーマル水で洗濯を繰り返し10回洗った結果を検証。その結果、洗い残しが59%減少したという。
取付部はストレートとL字型の2種類を展開。水栓と洗濯機の位置関係を気にすることなく提案が可能となった。
同製品は、同社公式ECショップ販売価格で8800円(税込)。今後、商流やホームセンターへの安定供給を進める。
今後は、現在取り扱い中の幅広いカテゴリーの水回り用品に、ウルトラファインバブルの技術を付加価値とする商品群を増やし、ウルトラファインバブルと言えばSANEIという知名度獲得を目指していく。
洗濯の検証実験も実施
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