ドイツ・ハノーバー国際見本市会場で行われた「ドモテックス2013」は、カーペット、繊維製品、布地のフロアカバリング、パケットフローリング、ラミネートカバリングなどの各社新製品や敷設、クリーニング、応用技術が展示された。世界60か国から1350社が出展参加、来場者は80カ国の約4万人が訪れた。
1989年にスタートしたこのフローリング産業国際専門見本市は、来場者の6割がドイツ国外からの参加で、うち2割がアジア、1割強が南北アメリカと、ヨーロッパ以外の参加も多い。メーカー、卸売商、輸入業者、インテリア・コーディネーター、デパート関係者などが訪れ、国際的な専門業者と商談を行う重要な市場である。
「フローリング・デラックス」という高級テキスタイル・フロアカバリング、パケットとラミネートフロアが特別展示された。主催者のドイツ・メッセ取締役副社長ケックラー氏は「高級デザイナーブランドのフロアカバリングでは、新しくモダンなデザインがエンドユーザーの関心を集める強力な武器となった」と語った。
またテキスタイル・フロアカバリングとパケットフローリングの流行柄と色、仕上げなどに注目が集まった。「スークデラックス展」では、最新トレンドに則った手づくりカーペットや光フォトプリントをつかったデザインが発表された。
初企画で健闘したのが、パケットと床張り、デコレーター、職人、建築技師たちのセッション「スキルド・トレード・ハブ」。展示された機械やツールをプロたちが実際に試せる場となっており、貴重なスキルが公に披露された。またパケットとラミネートフローリングの「ウッドフローリングサミット」は、2014年の目玉企画でもあり、今後も期待される。

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