タカラスタンダード(大阪府大阪市)は2025年3月期決算を発表し、増収増益を達成した。売上高は前期比3.7%増の2433億円、営業利益は同25.8%増の156億円。純利益は同16.7%増の110億円だった。売上高は4期連続で過去最高を達成。新築事業は前期比8.6%増の1594億円、一方リフォーム事業は同5.3%減の727億円だった。
営業利益、前期比25%増に
ショールームの展示改善
売上高は4期連続で過去最高を記録した。その背景には、新築住宅向けの販売が戸建て・集合ともに好調に推移したことがある。
市場別の売上高のうち、新築戸建てと集合を見ると、新築戸建ては前期比6.3%増の748億円、戸建て市場に特化した営業組織の再編による営業力強化だけでなく、今年4月に改正された、建築基準法改正前の駆け込み需要もあった。なお、新築集合は同10.7%増の845億円と、ともに増収だった。
同社はキッチン、バス、洗面化粧台の3種類がメイン事業でそれぞれ増収だった。キッチンは前期比5.2%増の1490億円、浴室が同1.3%増の557億円、洗面化粧台が同4.8%増の286億円。特に新築集合の市場で、キッチン、洗面化粧台が好調だった。

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