シロアリ防除大手のアサンテ(東京都新宿区)は、8月6日に「シロアリと家屋」をテーマにしたセミナーを開催した。
同セミナーはシロアリ業界、報道関係者向けに行われたもの。シロアリ被害がもたらす住宅への影響を研究する京都大学生存圏研究所の吉村剛教授を講師として招いた。「災害から家屋を守るために」と題し、阪神大震災、中越沖地震などの調査結果に基づき、地震とシロアリ被害の関係性についての講演が行われた。
「地震による住宅被害の調査結果を見ると、シロアリ被害と明確な相関関係があることが分かっています。また木材がシロアリ被害を30%受けると、その性能は半分になるという研究も発表されており、事業者による早期発見がより重要になってくるでしょう」(吉村教授)
当日は講演のほかに、臭いからシロアリを発見する「シロアリ探知犬」のデモンストレーションも行われた。
同社は同様のセミナーを昨年から行っており、消費者トラブルが多いシロアリ業界のイメージアップに取り組んでいる。
同社は各地の農協と提携して事業を展開しており、年間売り上げは約118億円。今年3月に東京証券取引所2部に株式を上場した。

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