タカラ産業(岡山県津山市)は、毎年恒例の「新春タカラ産業まつり」を本社社屋で開催。チラシなどを見て集まった近隣地域の住民約4800人が来場した。

「新春タカラ産業まつり」の様子
今年は33回目ということもあり、祭り気分をさらに盛り上げるため、餅つきやマグロの解体ショー、バルーンアートショーなどを開催。1階テント内では食品マルシェの出店を実施した。
また、メーカー72社が展示品の激安販売を行う中、同社独自の環境改善のリフォームの提案に力を入れた。
同社は、カビを根絶するMOS工法や転倒防止のためのSGS(スリップ・ガード・システム)などの滑り止め施工、室内の有害物質を除去する空気触媒「セルフィール」などを手掛けている。当日は社屋2階のショールームで、これら環境改善リフォームに関する実演展示を展開した。
オリジナル新商品として、難聴の高齢者に向けた「会話のはずむ椅子」も展示した。同製品は、Aural Sonic社(福岡県福岡市)製の調音材を使用して同社が開発した。椅子に座るだけで雑音が消え、人の言葉やテレビの音が聞きとりやすくなる。当日は来場者に座って体感してもらい、好評だった。価格は税別9万8000円。当面は同ショールームのみで販売しつつ今後の販路拡大も検討していく。
2日間の来場人数は昨年とほぼ同数だったが、当日の相談件数は昨年より20件近く増加。「他社との差別化を図るためにも、今後はさらに環境改善のリフォームを浸透させたい。水まわりの施工や大型リフォームにつながる切り口としても期待している」と河本義登社長。
相談内容は従来の主力である水まわりや環境改善のリフォームのほか、1000万円以上の大型案件も若干増えたという。
同社の前期売上高(昨年8月期)は5億9000万円、うちリフォーム売上高は2億5000万円。今期(今年8月期)の全社売上目標は5億7000万円と若干抑えめだが、リフォームは前年並みの2億5000万円を計画している。

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