LED内蔵で幻想的に光る洗面台
光る洗面台 「艸方窯(そうほうがま)」
優しい光が幻想的なバスルームを演出。
長寿命の「優しい光」として普及が進むLEDを組み込んだ、世界初の「光る洗面台」が話題を呼んでいる。
従来の3倍の光を通す陶土
光る洗面台は、信楽焼の衛生陶器製造などを手掛ける艸方窯(そうほうがま、滋賀県甲賀市)の奥田芳久代表らが開発した。
材料は、滋賀県立窯業試験場が3年前に開発した特殊な陶土「信楽透器」。この土は、光ファイバーの原料になる石英ガラスに粘土鉱物などを混ぜ、焼き上げると光を通す特長がある。従来の土より3倍の光を通し、さらに手びねりや鋳込みといった成形も可能。この特長を生かし、8㎜の厚さでも透光性があり、丈夫さも兼ね備えた「透ける陶器」が完成した。使用しているLEDは、高輝度で防水性に優れ、発熱がほとんどないものを独自開発した。
洗面台が部分照明も兼ねる
スイッチを入れると、内蔵されたLEDからの光が放たれ、幻想的な姿がほんのりと浮かび上がる。この洗面台そのものが部分照明になるため、バスルームのリフォームなどに使うと新しい空間の演出が期待できそうだ。
奥田代表は「信楽ならではの伝統と最新のデザインをアレンジした自信作です」
デザインは、ハスの花びら文様の「蓮花」と、水が渦を巻いて流れていく文様の「水輪」の2タイプ。どちらも幅40㎝、奥行き40㎝、高さ15㎝で重量約8㎏。

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