住宅用定置型リチウムイオン蓄電池システム
蓄電池ユニット外観
「スマート」を合言葉に住宅の省エネ化、創エネ機能の付加・機能向上が進められているが、蓄電池の性能がボトルネックになっている現状がある。
リチウム、鉛など種類があるが、いずれも性能・価格面で一般への普及がなかなか進まない。シャープが今年リリースした新型リチウムイオン蓄電池システム(JH‐WB1201/1202)は、性能面でその現状に一石を投じる製品となりそうだ。
同製品の最大の特徴はネックだったポイントのひとつ、電池の疲労が極めて少ない=長寿命であること。他製品が4000回の満充放電で容量が60%に減少するのに対し、同製品は8000回でも70%以上、80%弱をキープする。また、他社製品にはない特徴として、太陽光発電との同時使用ができることも特筆すべき点。停電時に電力の安定供給が可能となる。
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実勢価格は4.8kwのJH-WB1201が190万円前後、2.4kwのJH-WB1202が140万円前後とやや高額であり、気軽に導入できるものではないが、定置用リチウムイオン蓄電池導入促進対策事業費補助金の対象となっている。これ により、最大で蓄電池システム機器費の3分の1が受けられる。すでにスマートハウス/コミュニティー、長寿命住宅などを手がけるビルダー、メーカーでは導入が決定しているものもあり、今後の普及が期待される。

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