子育て世帯と若者夫婦世帯を対象に省エネ改修などを補助する「子育てエコホーム支援事業」(国交省主幹)のリフォームの予算消化率が、8月13日時点で33%に達した。7月に入ってからはペースが若干上がってきている。
消化の伸び率に目を向けてみると、4月から6月までの91日間で、1日あたり0.18ポイント消化。それが7月に入ってからは1日あたり0.37ポイントのペースとなっており、予算消化率は月を経るごとに上昇傾向にあることが分かる。
ワンストップ申請開始で上昇傾向
7月に入って消化率が上昇した要因としては「住宅省エネ2024キャンペーン」における他の補助事業を組み合わせ、消費者(工事事業者)に有利となる条件で申請できる「ワンストップ申請」が6月28日から開始されたことが考えられる。また「子育てエコホーム支援事業」においては7月5日から、共同住宅等の複数戸におけるリフォームを一括して交付申請できるようにもなった。
こういった申請システムが開始されるまで工事発注を控えていた、という消費者の存在も予想できる分、今後さらに予算消化率が上昇していくことが考えられる。
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