工務店のカタチハウス(山形県上山市)は、手書きのチラシとウェブサイトによりリフォームで約2億円を売り上げる。新築を合わせると同社の売上高は4億円だ。
チラシとウェブでリフォーム2億円
商圏は15分以内
チラシはカラーイラスト40以上。全て手書き
小工事は屋根外壁の塗装から内装、トイレやキッチンなど水回りの交換、網戸の張り替えなど細かいところまで、全般的に手掛ける。このような工事は年間約100件を数える。
集客は、チラシと上山市の市報の広告で行う。チラシは毎月1万部配布し、月に10件以上の問い合わせがある。チラシは五十嵐裕司社長の妻の手書きだ。チラシには、バスやシャワー、トイレ、窓など、リフォーム対象のさまざまなカラーイラストが40種以上。1年分を1度に印刷をして、毎月同じものを撒いている。これを5年以上続けている。「手書きなので、捨てられないのか、お客様は貯めていてくれます。最初のきっかけは小さな工事の依頼でしたが、実はトイレを直したかったとか、お風呂も見てほしいなどと言われることが多いです」と五十嵐社長は話す。
小工事は地域密着で、ほとんど車で15分以内の上山市内のみ。ターゲットは子育ての終わった50代以降だ。営業と現場管理は全て五十嵐社長が自ら行う。「人口3万人、1万世帯のみが対象です。遠くに行くと、件数がこなせない。電話で問い合わせがくると、すぐに見に行って、見積もりを出します。ほとんど受注できます。近いのですぐにまわれて、いつも顔を出せるので、安心してもらえる。社長が来てくれたとお客様にも喜んでいただけます」と五十嵐社長は語る。

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