主要な設備・建材メーカー83社の最新決算をまとめた。売上高の前年比がわかる企業81社のうち、増収企業は67%となった。
前年に比べ、増収企業比率は20ポイント減となった。売上高が伸び悩もケースが目立った。売上高の伸び率の平均は約4%増。前年から4ポイント低下し、伸びは鈍化傾向。
営業利益は前年比がわかる44社のうち、増益企業は24社で全体の55%。前年から6ポイント増えた。平均伸び率は21%増と高い水準だが、前回より4ポイント悪化した。
売上高トップは、LIXIL(東京都品川区)だった。前年から0.9%減の1兆4832億円、利益は10%減の231億円。減益の要因に「稼ぎ柱のヨーロッパが駄目だったことが一番大きな減益材料」(瀬戸欣哉社長)と欧米の需要低迷を挙げた。今後は中近東やインドなどのシェアを伸ばしていく。また、国内は新築の落ち込みが影響した。「新築着工がすごく下がった一方で、リフォームを十分増やさなかったのは課題。改善しなくてはいけない」(同氏)。今期は国の補助制度「先進的窓リノベ2024事業」などもあり、売上高が約6%増の1兆5700億円、利益は51%増の350億円を見込んでいる。
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