サステナブルな取り組みに注力しているのが、リフォーム会社の千葉増改築(神奈川県鎌倉市)だ。建築端材を活用した家具の製作や、建築端材・内装材の無償提供を行っている。今年から、使えなくなった建材・設備をアウトレット品として販売、取り付けを開始した。
アウトレット品を販売
端材の無償提供も
端材を活用してDIYスペースを作った
同社はリフォームを専門とし、小工事や水回り、外装、外構・エクステリア、内装、間取り変更を伴うようなリノベーションまで住宅に関する工事を幅広く手掛ける。
同社は工事中に発生した建築端材を自社の倉庫に保管し、資源の有効活用に取り組む。本社に併設されている作業場では大工が端材で家具を製作し、リーズナブルな価格で施主に提供している。例えば2021年、端材を活用してDIYスペースを作った。白の人工大理石のカウンターは店舗リフォームの際に解体した物を再利用し、木材のカウンターは端材、白いボードは軒天ベニアの余りを活用した。
羽根田厚社長は「造作家具の製作は数十万円かかる場合がありますが、大工さんが端材を活用して製作すれば数万円で済みます」と語る。また木材の端材や壁紙、クッションフロアなど、現場では使えない端材や内装材などを希望者に無償で提供している。さらに同社では年末に、活用のめどがない端材や内装材の処分を行う。そのなかで壁紙を養生材として有効活用するケースもある。
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