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《リノベーション物語》ユクサおおすみ海の学校、廃校が体験型宿泊施設に

《リノベーション物語》ユクサおおすみ海の学校、廃校が体験型宿泊施設に

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リノベーション物語ロゴユクサおおすみ海の学校

 昨年7月、鹿児島県鹿屋市にある廃校が体験型宿泊施設に生まれ変わった。ブルースタジオ(東京都中野区)と大隅家守舎(鹿児島県鹿屋市)が企画し、ブルースタジオとプラスディー設計室(鹿児島県鹿屋市)が建築設計・監理した「ユクサおおすみ海の学校」だ。昔ながらの床や机を残し、校長室や教室に宿泊できるようになっている。体育館入り口には自転車ショップも併設された。

外観は外壁塗装を施した程度にとどめ、小学校の雰囲気を残している外観は外壁塗装を施した程度にとどめ、小学校の雰囲気を残している

床はそのまま、中身を進化

 「ユクサおおすみ海の学校」は、6年前に閉校した「鹿屋市立菅原小学校」をベースに新設された体験型宿泊施設。

 特徴的なのが、1階にある校長室と職員室内をリノベしできた宿泊室。職員室の部屋中央には、「ライフコア」というバス・トイレをひとまとめにしたユニットがある。これは、LIXIL(東京都千代田区)と、ブルースタジオが共同開発した新システムユニット。ポンプシステムにより、バス、トイレの上に水を処理・排水するシステムがあるため、水回りが自由に設置できるというものだ。

 1階の校長室と職員室は、共に1~4人部屋。トイレは既存のものを利用し、木目調ドアとシャワー室を新設した。

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