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《リノベーションエリア分析京都編(1)》八清、新築より高くても売れる「再生京町家」を販売

《リノベーションエリア分析 京都編 (1)》八清、新築より高くても売れる「再生京町家」を販売

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リノベーションエリア分析 京都編 (1)

 インバウンド需要で賑わう京都。海外観光客が増え、街の様子も変わってきているが、実は今、古い建物が次々と蘇っている。京都ならではの伝統住宅「京町家」を残そうと、リノベーションビジネスが活発化。現地ではどのようなビジネスが流行っているのか、京町家再生に取り組む2社をリポートする。

企業 (1) 八清

新築より高い

 京都の古い町家をリノベーションで蘇らせて販売するという独自の事業を展開しているのが八清(京都府京都市)だ。年間35件の販売を手掛け、買取再販の売り上げは約13億円。販売価格は約4000万円と、新築よりも高い家もある。売れる理由は設計へのこだわりやウェブでのPR活動にある。

八清 「おくどさんの町家」と名付けて売り出された京町家「おくどさんの町家」と名付けて売り出された京町家

 同社が手掛けるのはいわゆる買取再販事業だが同業他社と全く異なるのが京町家に注力する点だ。京町家とは1950年以前に伝統工法で建てられた物件で、通り庭、火袋、格子などの特徴を持つもの。築70年を超える建物をメインに買取再販事業を展開する企業は全国でも珍しい。

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