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日本人客をターゲットに
昨年まで旺盛だったインバウンド需要を受け、一気に伸びたホテル、民泊リノベーション。しかし、コロナウイルスの影響で最も痛手を負っている。京町家をホテルにリノベーションする事業で、前期売上高15億円まで伸ばしたレ・コネクション(京都府京都市)も例外ではない。今後に向けた方針を、奥田久雄社長が語った。
8月にオープンした紡cafe
4月、稼働率ほぼゼロに
全国で緊急事態宣言が出された4月、同社の管理している物件の稼働率はこれまでの8割近くからほぼゼロに。売上高も当然下落し、例を見ない落ち幅となった。
「管理、運営している物件が現在52棟ありますが、ほぼ毎日予約者がゼロでした。特に私どもの物件に泊まる方のうち、約85%が外国人観光客。入国制限なども相まって京都にはほとんど外国人は来ませんでした」(奥田社長)
同社は、京都府内の京町家と呼ばれる昭和25年以前に建てられた古民家を買い取り、リフォームし、管理まで手掛ける。これを年20棟ほど、投資家などのオーナーに売却する。大抵の物件は延床20坪ほどで、梁や柱といった古さを残しつつホテル運営しやすいようリノベーションする。その結果、改装費用は2500万円前後かかることが多い。

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