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本企画では、リフォーム産業新聞社主催のプロ向けイベント「リフォーム産業フェア2023」で実施されたセミナーのダイジェストを紹介していく。第3弾は夢工房(島根県出雲市)の成相修社長のセミナーだ。リノベーション専門店として業績拡大を続ける背景には、事業の全体像の設計や、店舗の目的や役割の設定などがある。
リノベ事業に経営資源100%投資
事業の全体像を設計
2023年6月には築53年の2階建ての建物を平屋に減築し、高性能住宅を体感できるモデルハウスとしてオープンした
同社は2015年に創業し、2017年まで新築工務店として営業していたがリノベーション専門店に業態転換した。コアターゲットは2000万円級の実家リノベ。現在、売上高は6億3000万円で好調に推移している。
事業を開始するにあたり、事業の全体像を設計することが重要だ。同社では「店舗力」「集客力」「営業力」「組織力」「施工力」の全てがつながっているとした。例えば、まず最初に重要な要素となるのが「店舗力」。交通量が多く、視認性の高い場所に看板を掲げることが必要となる。その店舗に顧客を呼び込む「集客力」が求められ、同社ではチラシとウェブで集客を行っている。その次が「営業力」だ。例えば初回面談は女性スタッフ、次に一級建築士が担当するなど少しでも仕組み化することが大切となる。このように一つひとつが独立するのではなく、全てがつながりあっているとした。
また、店舗の目的や役割は決めるべきとし、それらを決めない場合には店舗同士でカニバリゼーションが起きる可能性を指摘した。2023年6月には出雲市高岡町に築53年の2階建ての建物を平屋に減築し、高性能住宅を体感できるモデルハウスをオープンした。同モデルハウスの断熱性能はHEAT20G2グレード相当、耐震性能は耐震等級3相当、C値は0.9。
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