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Vol. 24
巻組(宮城県石巻市)は、空き家をリノベーションしてシェアハウスやゲストハウスとして運営し、地域に移住者を呼び込んでいる。宮城県石巻市を拠点に始まった同社は、東京で新しいシェアハウスのあり方として「DAO型シェアハウス」に挑戦中だ。
50件以上を再生
神楽坂のDAO型シェアハウス。他の同社物件と同じく元の風合いを生かした内装
巻組は、人口減少によって空き家が多く発生している東北地方を中心に事業を展開するクリエイティブチームだ。特に空き家を活用した賃貸住宅を提供したり、移住者を呼び込んでコミュニティ形成をしてきた。空き家は買い上げており、裏に墓地がある、道路に接地していない再建築不可の物件など、空き家の中でも特に買い手がつきにくく安い空き家を仕入れる。その後、建物の風合いや味を生かした最小限のリノベーションを施す。これまで設計・施工に携わった空き家は50件以上、自社で運用する物件は15件以上にのぼる。
中でもメイン事業のひとつ「Roopt(ループト)」では、空き家をシェアハウス・ゲストハウスといった形で「住まいとしての機能がついているもの」(三好達也氏)を運営。1日の宿泊から長期利用まで可能なこと、入居者自身がDIYできる余白があること、すべてオンラインで手続きできることなど、自由さや気軽さが人気だ。1物件あたり8人前後の入居者がおり、20〜40代の若者が多く集まる。
「安く仕入れて、安く直す。運営は住民参加型で。クリエイティブなコミュニティを形成することで、さらに人が集まるという仕組みです」と三好氏は話す。
この記事の関連キーワード : シェアハウス トップニュース 巻組 空き家 空き家問題をビジネスで解消する

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