groove agent、未改修の中古住宅に特化した紹介サイト運営 リノベにも対応し年商22億円

vol.23

中古住宅の売買仲介とリノベーションを手掛けるgroove agent（グルーブエージェント・東京都港区）。売買仲介に合わせて改修まで対応する「ゼロリノベ」を主軸に、業績を拡大。最近は改修向きの中古物件に特化した仲介サービス、「sumnara（スムナラ）」事業も強化している。

2つの事業が柱

2011年設立の同社は創業時からの柱として、中古物件の売買仲介とリノベーションを組み合わせた事業「ゼロリノベ」を手掛ける。対応しているのは東京などの首都圏が中心。加えて、中古物件の情報だけに特化したポータルサイト「sumnara」を運営。同サイトを介した売買仲介事業を現在強化中だ。年間の売上高は合計で約22億円、このうち売買仲介で約4億4000万円、リノベーションで約17億円という構成だ。

他社物件も掲載

同社の売買仲介における特徴は、中古物件情報を集めた自社サイト「sumnara」を運営している点だ。鰭沼悟社長は、このサイトの狙いについて「これから手を加えていける物件ですよ、という中古住宅を集めているサイト。非常に凝ったリノベをしたいお客様も、ちょっとしたリフォームでもいいというお客様も広く集められるようにしている」と話す。購入希望者は同サイトを通じて内見の申込みを行い、改修の相談にも対応。

現在、首都圏を中心に約500物件の中古マンションと中古戸建てを掲載。室内外の写真を充実させるなど掲載情報は詳細。「リノベするなら...」として参考プランや完成イメージも紹介するなど、工夫を凝らす。