日本ハウスホールディングス、買取再販を開始、戸建て軸に初年度15件販売へ

日本ハウスホールディングス（東京都千代田区・売上高347億2000万円）が、買取再販事業を開始する。これまで同社が新築してきた物件だけでなく、それ以外の物件の買取も行い、初年度は15件の販売を目指す。買取再販を開始した理由は、リフォーム事業の推進と顧客管理の強化の2点だ。

新築OB顧客から物件の買い取り

8万件の顧客を保持

同社の再販事業は、戸建て物件を中心に買い取り、自社でリフォームして販売する。主な流れはこうだ。

まず、全国にある各営業所で中古物件を仕入れる。不動産情報は、管理している8万件の顧客からの相談や、地元の不動産会社からの紹介がメイン。相談があった場合、本部の買取再販の部署で物件情報を精査し、購入の有無を決める。その後、300万～500万円の範囲内でリフォームを行う。工事は主に水回り4点と外壁および屋根に関するもので、間取りの大幅な変更はしない。リフォーム工事は自社で対応し、新築の半額程度の価格で、自社と委託販売の両方で販売する。

戸建て物件を中心に買い取り、自社でリフォームして販売する買取再販事業を開始する