G-Flat、戸建てリノベが8割《リフォーム産業フェア 経営セミナーリポート》
関西において戸建てに注力したリノベーションを行うG-Flat株式会社(兵庫県神戸市)。山野大祐社長は、デザインや品質にとどまらない「顧客を感動させる徹底したサービス」の追求で、平均単価1200万円を実現した。
【講師】 G-Flat 山野大祐 社長
【タイトル】 戸建てリノベの平均単価1200万円!
神戸の人気店が実践する顧客を感動させるためのヒアリング&デザインテクニックとは
戸建てに特化し差別化を図る
「弊社の扱うリノベーションは、8割が戸建て住宅。物件探しからデザイン・設計、施工、アフターサービスまでワンストップで行っています」(山野社長)
関西圏では持ち家に絞ると戸建てが圧倒的に多いにもかかわらず、マンションリノベに注力する業者が多い。構造計算や耐震設計の必要がなく、施工スピードも速いためにキャッシュフローもスムーズだからだ。しかし、狭い地域で多くの競合がひしめき合う状態。当然相見積もりが多発し、金額面でもたたき合いになる。同社はそれを避けるために創業時から戸建てに注力してきた。
戸建てリノベはマンションに比べて設計や施工の難易度が高く、時間もかかる。その上、構造は解体してみないと分からないケースもあり、見積もり自体が困難なことも。これが原因で見積もりを作ることすらできない業者も多い。そこで大切になってくるのがノウハウだ。
「弊社は創業時から戸建てに絞ってきたので、ノウハウが蓄積されています」(山野社長)
戸建てとマンションの両輪で効率的なキャッシュフローを実現
設計・施工に時間のかかる戸建てリノベでは、どうしてもキャッシュフローのスパンが長くなる。着工金や中間金などで複数回にわけて集金できれば問題無いが、引き渡し後の一括支払いのみという物件が重なると苦しくなる。それを避けるために同社は戸建てと並行してマンションリノベを行っている。

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