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ベネッセコーポレーション、「今のママ」...

2017年7月11日(火)~12日(水)

ベネッセコーポレーション、「今のママ」を魅了する3つの工夫《リフォーム産業フェア 経営セミナーリポート》

東京ビッグサイト
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 雑誌『サンキュ!』をはじめ「たまひよ」や「進研ゼミ」など、主に教育産業で知られるベネッセコーポレーション(岡山県岡山市)。ブランドマーケティング部の山本沙織室長が、ママたちへの独自の徹底した分析を元に、女性ならではの意識や傾向、住宅事情について語った。

ベネッセコーポレーション ブランドマーケティング部 山本沙織 室長

【講師】 ベネッセコーポレーション ブランドマーケティング部 山本沙織 室長
【タイトル】 年間1600万人の主婦にリーチするメディアが分析。
       いまどきのママが欲しい住まいと暮らしとは

いまどきのママのキーワードは3つ

 未就学の子供を持つママをターゲットにした、生活情報雑誌『サンキュ!』のブランドマーケティング室長の山本氏。21年前の創刊から、20代から40代の女性を中心に売り上げを伸ばし続ける月刊誌だ。また意識の高い主婦ブロガーを中心にしたwebサイトも展開。月間1億ビューの実績を持つ。

 「今のママたちは、仕事に家事に育児にと非常に忙しい。彼女たちを記事に引きつける工夫は3つです」(山本室長)

 1つ目は、まず結論を先に出すこと。多忙かつ情報過多による検索疲れから、専門家らが結論を端的に伝える記事構成が受けている。2つ目は、ビジュアルを大切にすること。生活術の特集では、先にテクニックを出さず、ステキな暮らしぶりを表現したビジュアルを出し、読者を引きつけ次を読ませる。3つ目が、価値観を提案し続けること。

 例えば、子供ができて式を挙げなかったカップルに「子供連れのアニバーサリー婚」を提案することで、挙式したカップルまでその提案に乗ってくるケースもあるという。

ブロガーが多様化する価値観を代弁

 「今の若い人はデフレ時代に育ったからか、低欲求高不安の傾向があります。だからこそ吟味して、本当に欲しい物にお金をかけます」(山本室長)

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