ダブル、アルバイトが活躍する仕組みを《リフォーム産業フェア 経営セミナーリポート》
住宅リフォームの建築工事を行う株式会社ダブル(東京都武蔵野市)。間宮進介社長は、アルバイトの活用やスマホ・タブレットといったデバイス、またクラウドなど時代に合ったサービスを取り入れることで、人材確保と生産性向上に成功したと話す。
【講師】 ダブル 間宮進介社長
【タイトル】 現場管理の主役は12人のアルバイト、30億円の工事を異例の生産性で実現する方法"ものづくり""ひとづくり"が生み出すシナジー
ものづくりは「ひとづくり」から
「私たちは建築という『ものづくり』をする会社。良いものを作るにはまず『ひとづくり』が大切だと思うのです」(間宮社長)
起業した当時、アルバイトで生計を立てていたという経験から、アルバイトでも活躍でき、しっかりと実力が身につく仕組みをつくりたかったという間宮社長。建築業界は専門的な知識や、経験が重視される世界。
とはいえ、一つの現場に必要なスキルを持った人材を育てるには膨大な時間とコストがかかる。そこで、専門知識や経験が不十分でも、アルバイトとしてできる仕事をしながら成長してもらう仕組みを考えた。
「いま、建築業界では人材確保が課題となっています。現場で活躍してもらうためには専門性が必要です。そのうえ業務はハード。会社側からのメンタルケアや教育も行き届いていないと感じていました」(間宮社長)
そこで、アルバイトでもできる仕事を作り、雇用のハードルを下げることで将来的に活躍できる人材を確保しようと、3年前から「モニタリングサービス」を開始した。
モニタリングサービスが課題を解消
「スマホやタブレットを使って、本社の施工管理者へ現場の状況をリアルタイムに報告する仕事を考えました。専門知識や経験のないアルバイトにも可能ですし、スマホ世代である若者にも合った仕事だと思います」(間宮社長)

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