平成29年10月16日~平成29年12月20日
「建設産業女性活躍セミナー」、男女両方いるのが当たり前の現場へ
仙台・さいたま・高松・広島・大阪・新潟・名古屋・沖縄・札幌・福岡(開催順)
1291号 (2017/12/05発行) 15面
建設業界にも女性活躍の場が広まるか―――。国は10月から12月にかけて全国10都市で「建設産業女性活躍セミナー」を開催している。主催は国土交通省土地・建設産業局建設市場整備課で、建設業振興基金(東京都港区)が実施。さいたま会場には、建設企業の経営者や建設業に従事する女性、建築学科に通う女子大生など50人ほどが集まった。
国、女性技術者倍増狙う
まず、ゼムケンサービス(福岡県北九州市)代表取締役の籠田淳子氏が「建設業を女性の一生の仕事に~男女共創の幕開き」と題して基調講演を行った。大工の父とそれを支えた母のもとに生まれた籠田氏は「建設業は男だけでは絶対にやっていけない、男と女が共に作っていくのが建設産業なのだと子供の頃から感じていた」と語る。
同社の社員8人のうち6人が女性で、そのうち4人が一級建築士の資格を持つ。籠田氏は「一級建築士の資格を持つ女性は1万8000人を超える。しかし定期講習を受け、免許の更新をした人は4000人。つまり1万4000人が資格を持ちながら生かしていない」と語り、業界で資格を持つ女性を生かす工夫がなされていないと指摘。

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