建築系YouTube登録者数ランキング、塗り替え道場が24万超で連覇

法人が運営するリフォームのYouTubeチャンネルを登録者数順に集計し、ランキング形式で紹介する「建築系YouTube登録者数ランキング」。2025年版の1位は、愛知県名古屋市の外装専門会社・七色が手掛ける「塗り替え道場」となり、昨年に続きトップの座を守った。

５位にみやこリフォーム初登場

2位は「職人社長の家づくり工務店」（静岡県磐田市・平松建築）、3位は「ホームランディック一級建築士事務所」（愛知県小牧市）と、上位3位は昨年と同じ顔ぶれとなった。一方で、5位には昨年ランク外だった「みやこリフォームのリフォーム塾」（京都府京都市）が初めてランクインした。ランキング上位の2社に動画投稿の工夫やYouTube活用の成果、リフォーム業界ならではの発信の狙いについて話を聞いた。

動画が社内コミュニ
ケーションに

登録者数24万人を超え、2年連続で1位となった七色が運営するチャンネルが「塗り替え道場」だ。小林勝庸社長が自ら出演し、外壁塗装の知識や現場の様子を発信するほか、職人向けの動画や建設業界の話題を取り上げている。投稿本数は1700本以上にのぼる。

動画を投稿することで営業につながるほか、社内外のコミュニケーションが向上していると小林社長はメリットを話す。例えば、社長と現場スタッフが一緒に出演することで、社員同士の会話のきっかけとなる。社内の雰囲気が改善し、離職が軽減。小林社長は「原因はYouTubeだけではないけれど、社員の関係性や会社の空気は明らかに変わってきました。『動画見ましたよ』と社員間で声をかけることが増え、社員同士の距離が縮まる効果も感じています」と話す。