ツクルバ、ITで 潜在的顧客をつかむ《リフォーム産業フェア 経営セミナーリポート》
時代に合う中古住宅流通の新戦略
中古住宅に特化した流通プラットフォーム事業を展開するツクルバ(東京都目黒区)。中古リノベ物件を紹介するオンラインサービス「cowcamo」で、「買うかもしれない層」という潜在的な顧客の獲得を狙っている。カスタマイズという一点ものが好まれると語る中村真広代表取締役CCOが描く、ニーズをつかむ戦略とは。
【講師】 ツクルバ 中村真広 代表取締役 CCO
【タイトル】 リノベーション×IT!話題の企業ツクルバが語る、中古住宅市場を劇的に変える新戦略とは
一点ものを好む時代
「中古住宅×リノベーションをテーマに、cowcamoというネットサービスを展開しています」(中村CCO)
最近、首都圏の新築マンションと中古マンションの供給量が逆転したというニュースがあった。ストック活用自体はかなり前から言われていたが、実際にマーケットが動いてきたと中村CCOは実感している。
また、リクルート社の住まいカンパニーが行った調査によると、アンケートに答えた人の96%がリノベーションという言葉を知っており、関心があると答えたのは約半数。4年前の調査と比較し、1.8倍に増えているという。
「カスタマイズとかクラフトといった一点ものを好む傾向も、リノベーション住宅への関心を高めていると思う。古着や家具家電のリユースも一般的になり、中古=ネガティブではなくなってきているんです」(中村CCO)
SNSの活用とオフライン施策
「cowcamoは中古リノベ物件のセレクトショップとして、エンドユーザーに物件の紹介を行っています。一方で、事業者向けにマーケットデータを公開し、商品づくりへの展開につなげる情報プラットフォームの役割も担っています」(中村CCO)

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