キタセツ、売上70％が地元のリピート客...

9000世帯にニュースレター

　社員30人の中小企業ながら、前期は売上高を36％増収させ、年商8.6億円を達成したリフォーム専門業者キタセツ（東京都大田区）。圧倒的な地域密着経営戦略で、営業しなくても毎月250件の問い合わせがあるという。自社の営業スタイルについて、北川拓社長がそのノウハウを語った。

商圏を絞りつながりを強化

　地域密着の姿勢を徹底する同社では、会社から半径2kmエリアにあたる東京都大田区・品川区の8万世帯を深掘りする営業スタイルをとっている。

当初は東京全域にチラシをポスティングしていたものの、その後エリアを半径2㎞以内に限定

　「大企業のように潤沢な資金がない中、どうやって地域No.1になるか考えたところ、商圏を絞り地元の方々と強いつながりを作ることが大切だと考えました」と北川社長。つながり作りを促進するため、社内外に向けてさまざまなアプローチを行ってきた。