大阪の住宅プロ、1万人超参加 《リフォーム産業フェア2018 in 大阪 リポート》
同時開催イベント計198社が出展
10月11、12の両日、インテックス大阪で本紙主催の住宅プロ向け展示会「リフォーム産業フェア2018 in 大阪」が開催された。初の大阪フェアには、設備建材、業務システムなど47社が出展。会場には、大阪府を中心にリフォーム会社や不動産会社、メーカー、不動産オーナーなどが来場した。また、賃貸住宅フェア、住まい×介護×医療展も同時開催され、例年よりも異業種交流が盛んに行われた。
会場内のブース前は人が絶えず行き来していた
大阪で初開催
大阪でのプロ向けリフォーム産業フェアは、初の試みとなった。
特殊防滑工事を行うBAEK(大阪府大阪市)は、素材を傷めない滑り止め材スリップバスターズ工法を展示。ナノメートルレベルの穴に入った水の表面張力を生かし、滑り止めを防ぐ工法で、マンションエントランスや商業施設のリフォームを進める。
「現在、施工加盟会社を募集しており、25社加盟しています。加盟店を全国に広げたいです」(大山哲央社長)。同社の責任施工店は、賃貸住宅フェアに出展している彩Finish(サイ・フィニッシュ)で、大山社長は同社の社長も兼ねる。
施工実演を行うブースでは、毎回多くの来場者が足を止めていた(ハンガーズ)
ブースでの人気が高かったのは、ヤマダタッケン(石川県金沢市)。同社が展開する「70年代不動産」は、1970年代の物件を対象に、物件探しからリノベまで行う全国加盟店組織。フェアでは、古い建材を生かしたヴィンテージ調の家を展示した。
「施工会社が加盟店になるが、今回は不動産オーナーの方にも注目していただいた。さまざまな業界の方と名刺交換できました」(澤野恵社長)と、満足感を得ていた。
ヤマダタッケンによる「70年代不動産」のブースは終始盛況だった
3社同時開催
今回は賃貸住宅フェア、住まい×介護×医療展も同時開催され、計198社が出展。2日間の来場者は、3イベント合計1万人を超えた。その効果は、ブース来場者にも出た。
外構、エクステリア商品メーカー、玉川窯業(岐阜県多治見市)の中島竹寿社長は、「賃貸住宅フェアからのお客さんが、うちの商品に非常に興味を持ってくれた。思った以上の効果があった」と述べた。また、ある大阪府在住の不動産オーナーは「今は満室経営だが、将来のことを考えたらリフォームは切り離せない。勉強を兼ねてリフォーム商材を見に来ました」と話した。
経営者の生の声や出展者のプレゼントを聞く貴重な機会。
聴講者は真剣に耳を傾けていた
開催告知
来年の大阪でのリフォーム産業フェア開催が、早くも決まった。開催日時は2019年9月5日・6日で、会場は今年と同じインテックス大阪。当日は、賃貸住宅フェア、住まい×介護×医療展も同時開催されることが予定されており、3社合同で好評を得た今年以上の効果が期待される。
また東京でのリフォーム産業フェア開催もすでに決まっている。2019年7月30日・31日の2日間で行い、会場は例年通り東京ビッグサイト。現在、出展社を募集している。
↓ 「リフォーム産業フェア2018」に関する記事はこちらから
・過去最高の1万463人来場 《リフォーム産業フェア2018リポート》
・2日間で163講座開催 《リフォーム産業フェア2018リポート》
この記事の関連キーワード : BAEK イベント ヤマダタッケン リフォーム産業フェア 住まい×介護×医療展 彩Finish 東京ビッグサイト 玉川窯業 賃貸住宅フェア

最新記事
この記事を読んでいる方は、こんな記事を読んでいます。
- WEB限定記事(2025/07/15更新)
- WEB限定記事(2025/07/15更新)
- WEB限定記事(2025/07/08更新)
- WEB限定記事(2025/07/08更新)
- WEB限定記事(2025/07/04更新)