好みや個性で選ぶエンドが増加
本紙は12月8日、9日、「2021年"withコロナ新時代"リフォーム大予測セミナー」と題したオンラインセミナーを開催した。テーマは住空間のニーズ、集客、提案、商品・サービス、マーケットの5つ。両日とも5時間半にわたり5つのセッションが行われた。計約900人が参加した。今回は「壁紙リフォームが世界を変える!壁紙専門店×職人×オタクの白熱座談会」についてリポートする。
上段左:リフォーム産業新聞社企画開発部チーフの長田京子氏、上段右:ハンガーズの君和田重則代表取締役最高技術責任者、下段左:フィルの濱本廣一社長、下段右:クサカベグリーンの日下部有香社長
壁紙張り替えで「世界が一変」
まずフェイクグリーン専門店「いなざうるす屋」を運営するクサカベグリーン(東京都杉並区)の日下部有香社長の自宅の壁紙リフォームを例に挙げ、壁紙の影響力について語った。日下部社長は2010年に新築の建売住宅を購入。当初は部屋にフェイクグリーンを飾るなど楽しんでいたが、徐々に家の汚れが気になり始め「不動産を探すくらい大嫌いな家になってしまった」と話した。特に玄関のたたきと壁が嫌いだったと日下部社長。壁紙と壁紙の間が黒ずんできたり、たたきのメンテナンスが大変だったりと、外出時にたたきを思い出すと自宅に帰りたくないほど大嫌いだったと振り返った。
そこでたたきはクッションフロア、壁紙は日下部社長が「フォーリンラブした」猿柄の輸入壁紙を張り、世界が一変したと日下部社長。それだけで玄関が好きになったと語り、それから徐々に壁紙を張る範囲を広げ、今では家のあらゆる場所にさまざまな柄の輸入壁紙を張っている。
ただ、壁紙を張り替えるまでが大変だったと日下部社長は振り返った。「色んな業者に電話をかけましたが断られて絶望感が大きかったです。探しに探してクロス職人を見つけました。国産壁紙しか張ったことがないと言われましたが、全く構わないから輸入壁紙を張ってください!と。壁紙を張りたいユーザーが施工できる人と出会える場所が必要と感じました」

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