本紙は昨年12月8日と9日、「2021年『withコロナ時代』リフォーム大予測セミナー」と題し、オンラインセミナーを開催した。ここでは「2021年はこうなる! 住マーケット大予言ディスカッションpart2」をリポートする。コロナウイルスの大流行で、建設業界やリフォーム業界ではIT化や価値の再認識、施主の間では住宅の見直しが進んだ。激動の1年を経た今年、業界にどのような影響をもたらしたのか。
左上から順に、サンワカンパニーの山根太郎社長、堀田カーペットの堀田将矢社長、ジブンハウスの内堀雄平社長、助太刀の我妻陽一社長、ツクルバの伊勢谷亜耶子カウカモ編集長、ルームクリップの髙重正彦社長
DXは「元からあれば」で考える
登壇したのはモデレーター含めて6社。モデレーターはサンワカンパニー(大阪府大阪市)の山根太郎社長が務めた。
最初、議題に上がったのは建築業界とDX(デジタルトランスフォーメーション)について。
ルームクリップ(東京都渋谷区)の髙重正彦社長は、昨年1年で起きた住環境の変化を指摘。「例えば、家の中にプロジェクターやディスプレイがあって、ヨガコンテンツをやるスペースを作る人が出てきました。家の中とインターネット空間とがつながった。住生活でどういう体験ができるかの再定義が進むと思っています」。これを踏まえ、「DXとは、インターネットが元からあったら、環境が整っていたらどうするか」だと述べた。
一方、リノベ済み物件の中古流通を手掛けるツクルバ(同目黒区)の伊勢谷亜耶子カウカモ編集長は、不動産は現地情報も重要だと話す。「アプリ開発に力を入れていますが、不動産は人肌感も大事。オンライン内見など取り入れつつ、人間っぽさとデジタルの融合になるのでは」と語った。
この記事の関連キーワード : DX IT withコロナ オンライン コロナウイルス サンワカンパニー ジブンハウス セミナー ツクルバ デジタルトランスフォーメーション リノベーション ルームクリップ 助太刀 堀田カーペット 新型コロナ 新型コロナウイルス 職人

最新記事
この記事を読んでいる方は、こんな記事を読んでいます。
- WEB限定記事(2025/07/04更新)
- WEB限定記事(2025/07/01更新)
- WEB限定記事(2025/07/01更新)
- WEB限定記事(2025/07/01更新)
- WEB限定記事(2025/06/24更新)