広島で全国大会を開催JBN

　JBN（東京都中央区）は先ごろ、グランドプリンスホテル広島にて全国大会を3日間開催した。全国の工務店関係者約700名が来場した。

　若手大工の育成を目指す第1回「大工エキスパートJBNマスターズ大会」を実施。全国から45名が参加し、新人、リーダー部門別に、建築大工技能士の力を競った。

大工エキスパート大会の様子

　リーダー部門の最優秀作品賞には加藤建技（愛知県）の加藤恵吾さん、リーダー部門最優秀技能賞にヤナギヤ（秋田県）の佐藤長栄さんが選出。新人部門では最優秀技能賞が加度商（広島県）の松井基展さん、最優秀作品賞が鈴起建設（愛知県）の大石貴之さんに与えられた。青木宏之会長は「今回このような優秀な会員を表彰することができて、非常に嬉しい。次回神奈川県の大会に向けて、他の工務店も頑張ってほしい」と話した。

　基調講演では元首相の福田康夫氏が登壇。「200年住宅と地域工務店」と題し、「長期優良住宅を増やしていくためには、もっとリフォームを推進していくことが必要。そのためには、耐久年数の低い住宅に住むのではなく、『良いものを長く使う』という国民のマインド育成が重要だ」と強調した。