職人のプレゼン大会である第1回建築職人甲子園TOKYOが4月5日、2000人規模で開催される。同イベントは、大会名と同じ名称の団体、一般社団法人建築職人甲子園TOKYOが企画。代表理事の小山宗一郎氏は「建築職人が輝くことで元気になり、建設業界も元気付き、ひいては日本を元気にしてきたい」と開催目的を話す。

セミナーに約280人集結
建築職人甲子園が産声を上げたのは、昨年の4月。実行委員会が組織され翌5月には法人化した。母体となったのは、大阪で行われ、既に複数回の開催実績を持つ「職人ドリームプラン・プレゼンテーション」と「建築職人甲子園大阪大会」。
「共に学び、共に実践、共に輝く」理念をもとに、全国に同様の企画を広げるべく、新たな組織が東京で立ち上げられた。
「建築業界では、道具として職人が使われている状況があります。それが仕事のやりがいをなくし、業界離れにつながっている。手段としての職人が使われている現状を変え、彼らの地位を上げる。そして良い会社としていくことが目指す先です」(小山代表理事)
大会では、各社の職人たちが実際に檀上にあがり、20分のプレゼンを行う。話す内容は(1)業界活性化の取り組みと(2)仕事に対する思い。1回目の今回は309社がエントリーし、15社が一時予選を突破。1月末に二次予選結果が発表され、4月に檀上に上がる5社が決まる。
同団体の活動は、年に1回行われるプレゼン大会にとどまらない。今月9日には、東京の大井町で職人の意識向上などを目的にセミナーイベントが開催され、約280人の関係者が集結した。
講師は、シンプルタスク代表取締役の吉井雅之氏。「最強のプラス思考のつくり方」のタイトルでうまくいく習慣の作り方を話した。また、建築職人甲子園TOKYO予選通過企業3社のパネルディスカッションも行われた。
イベントの最後には、小山代表理事が「新し知識をいれ、勉強していくということが、次なる創造や未来につながっていくんじゃないかと思っています。建築職人甲子園では楽しく学び続けられる環境づくりをし、そこでの新しい出会い、仲間で業界を元気にしていければと考えています」と挨拶し締めくくった。
東京で行われる4月の決勝が間もなく約2カ月後に迫る。高度化を支援することで、住宅の現状把握が難しい部位も診断できるようにする。

最新記事
この記事を読んでいる方は、こんな記事を読んでいます。
- WEB限定記事(2025/07/08更新)
- WEB限定記事(2025/07/08更新)
- WEB限定記事(2025/07/04更新)
- WEB限定記事(2025/07/01更新)
- WEB限定記事(2025/07/01更新)